Windows上のEclipseでOcaIDEを利用する
情報科学科では3年夏学期の後半からOCamlを使うのですが、もう夏休みに入った今頃になって開発環境の見直しを始めました。
経験的にEclipseにはどんな言語のプラグインもある(ぇ ので、探してみたところOCamlも見つかりました。
まずはWindows用のOCaml 3.11.1をダウンロードしインストール。
さらに配布サイトの手順に従ってWindows Vista上のEclipse 3.5にOcaIDE 1.2.5をインストール。
ここからさらにOcaIDE配布サイトにあるチュートリアルに従ってOCamlで書いたプログラムの実行を試みたのですが、動かない。
OCaml Compiler Outputタブの内容は
'bash' は、内部コマンドまたは外部コマンド、
操作可能なプログラムまたはバッチ ファイルとして認識されていません。
mkdir _build
'bash' は、内部コマンドまたは外部コマンド、
操作可能なプログラムまたはバッチ ファイルとして認識されていません。
Failure: Error during command `mkdir _build'.
Exit code 1.
.
それで調べていたところ、どうやらocamlbuildをWindows上で動作させる場合はCygwinが必要だった様です。
チュートリアルではXPの画面で「OCaml Project (ocamlbuild)」を作らせていますが、これは罠です。
で何なら動くのかということで試してみると「OCaml Managed Project」なら大丈夫ということが分かりました。そりゃ外部ツール使わないでビルドするのだからこれが動かなかったらもうどうしようもないですが。
ただしここでさらに、プロジェクトのプロパティ - [OCaml Project] - [Compilation mode] で「byte-code」を指定しておく必要があります。「native」の場合はocamloptというツールでネイティブコードへ変換するのですが、これがWindows上だとそのままでは使用できません。動かす方法については下のページを参照していただくということで。
ちなみにOCaml Makefile Projectは当然ながらGNU makeかOMakeが必要になるのでCygwinなどを入れていないWindows環境では動きません。
これで夏休みの課題はバッチリですね。だといいですね。